
たくさんの貼り紙がされたガラス戸越しに見える、明るい店内。“フットサロン踏”は、ずっとそこにある店のように荒町商店街の町並みに馴染んでいます。
扉を開けると、ボックス型のソファーが並んだ小さな受け付けスペース。
「はーい!いらっしゃい!」
明るい声で迎えてくれたのは、オーナー店長の駿河真樹子さん。ここでお店を始めて、8年目を迎えました。
身体表現や創作活動が好きで、一時はアマチュア演劇もやっていたという駿河さん。店名も「舞踏」からとりました。
「私の父はよく“好きなことを仕事にしろよ”と言っていました。でも20代の時はその意味がわからなかったんです。時間給がよくて残業のない職につき、空いた時間を演劇に費やすことができれば幸せでした。」と当時を振り返ります。
ところが30代になると、責任ある立場になって趣味に使える時間はどんどん減っていき、身体も心もバランスを崩しがちになってしまったそう。
「どうせ仕事の事ばかり考えなくてはいけないのなら、好きなことをして働きたい。」
そう思い始めた頃、友人の誘いで出会ったのが、“ベネシュ”でした。
ベネシュは、韓国の治療家が始めたフットケア。「施術・靴・歩行法」の3つのアプローチで足からの健康を目指し、体の不調だけではなく、心の不調やアトピーにも効果が期待できるとか。
ベネシュに出会って『これは日常生活の中で誰でもできる健康法。友人や家族にも伝えられるし、演劇人やダンサーの表現力アップにも貢献できる。これなら趣味と仕事を両立できる!』と考え、仕事としてやってみようと決断しました。
この日見学させていただいた体験コースでは、まず丁寧に足を計測し、カウンセリング。その後、不調の原因や改善方法の説明があってから、症状を楽にする足つぼ施術、足の歪みを矯正する靴の試着体験、歩行指導と、体験コースながら充実の内容!

完全に治ってしまったら、お客様は来なくなってしまうのでは?という質問にも、
「うちから足が遠のくのは元気になったしるし。嬉しいことでもあるんです」
と笑顔。
「痛みや不調を起こしやすくなっている体を楽にしてあげてから、正しい歩き方や靴の知識を身に着けてもらえれば、もう「患者」にならないように予防できますよね。みんなが健康になって、私たちは靴屋だけをやっていれば済むような世の中になれば、双方ハッピーです!」
「以前、『時代劇のエキストラには健脚の人材が欲しい』と聞いたことがあり、そういうニーズがあるならば、健脚超人となったお客様に活躍の場を紹介する活動もできるかも?!…なんて思っているんです(笑)」と、ユニークな夢も聞かせてくれました。
受付に置かれたサイン帳には、明るく、腕も確かな駿河さんを慕ってやってくるお客様の言葉がいっぱい。

「人間の身体が本来持っている能力を使いこなす楽しさを全ての人に知ってほしい」という駿河さんの思いが、フットサロン踏のコンセプト。
あなたも駿河さんと一緒に「健康になれる足」を作ってみませんか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 店舗名 フットサロン踏 代表者 駿河 真樹子 住所 宮城県仙台市若林区荒町156 電話番号 022-399-8805 FAX番号 022-399-8806 定休日 不定休 営業時間 月曜~木曜 11:00~20:00 金土日祝 10:00~20:00 メールアドレス info@footsalon-tou.com ツイッター https://mobile.twitter.com/footsalontou Facebook https://www.facebook.com/footsalon.tou/
取材日 2019年8月9日(19時~) 取材 玉川亜桜子、笠間順子 記事 玉川亜桜子
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※この記事は「荒町さんぽ」のフリーペーパー講座で受講生の皆さんが取材・執筆した荒町エリアのお店紹介記事です。
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