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  • 執筆者の写真KIKOスタッフ

「宮内屋酒店」お店紹介

更新日:2019年9月18日


宮内屋酒店は、店主・加藤周一さんの祖父が1930年(昭和5年)に創業。今年で89年を迎える老舗だ。店名にある「宮内」は創業者の出身地、山形県東置賜郡の宮内町(現在の南陽市)に由来する。自身は仙台出身の加藤さんだが、今でも南陽との付き合いは深く、南陽所在のワイナリーや蔵元の商品も販売している。店内にはお客様を楽しませる仕掛けがたくさん。1,000円以上購入すると、なんとトランプゲームの相手もしてくれる。雨の日には倍付けルールが適用されるとのこと。豊富な地酒と店主の笑顔に会いに、ぜひ訪れてみてほしい。



「南陽の宝」と店主が語る大浦葡萄酒。県内では宮内屋酒店と藤崎の2店でしか取り扱いがない。


冷蔵ケースには東北の地酒がギッシリ。平置きのケースにはワインがズラリと並んでいる。眺めるだけでも飽きない。



「当店一番人気の和飲(ワイン)」と書いてあるのは大浦葡萄酒(白・辛口)。 店内のPOPにも遊び心が現れている。手前チラシの「宮内ハム」も店主イチオシの「南陽の宝」。






「お酒は好きだけど酒屋では買ったことがない」というあなた! 町の酒屋には「がんこおやじがいる」「定番品しか置いていない」なんて思っていませんか?でも「魅力があるから、そこに店がある」はず! Facebookで『#土樋の変な酒屋』を自称する、宮内屋酒店の加藤周一さんにお話をうかがいました。


荒町商店街から毘沙門堂向かいの小道に入り、坂を下りきると、十字路の角に「酒 宮内屋」の大きな文字。外観がとても明るく感じたのですが、聞くと、お酒の劣化を避けるために照明をLEDにしているのだそうです。店内も「町の酒屋さん」のイメージとはちょっと違う明るい雰囲気。



店主の加藤さんは前掛けにねじり鉢巻き姿。お酒の味だけでなく、技術・歴史・ちょっとしたエピソードまで総動員して魅力を伝えてくれる、情熱いっぱいの人でした。

店内の冷蔵ケースをよく見ると、半分は山形のお酒です。その理由は「宮内屋酒店」を構えた周一さんのお祖父さんが山形県の宮内町(南陽市)の出身だから。周一さんはケース内にあるお酒について、1本1本熱っぽく説明してくれました。


「この『天弓』(テンキュー=Thank you)や『なんどでも』(何℃でも=ひや・お燗・冷酒どれでも美味しい)なんて面白いでしょう?南陽の東の麓酒造さんが、東北芸術工科大の学生さん達と一緒に造ったお酒なんです。マニアならこれ、樽平酒造の「住吉」。樽酒だから個性がすごいよ。」

3代目の周一さんは仙台っ子ですが、筋金入りの「南陽推し」なのです。 「東の麓酒造の日本酒』「赤湯の地ワイン大浦葡萄酒」「宮内ハムのジャーキーとサラミ」の3つは名付けて「南陽トライアングル」、『南陽の宝』だとも教えてくれました。宮内ハムのドライソーセージを味見させてもらいましたが、これが絶品!見た目は普通のおつまみカルパス、でもそのジューシーさは驚きです。南陽市民のソウルフードとのこと。南陽、いいもの持ってるなぁ!

周一さんはお酒そのものにも詳しい上、背景やストーリーまで熱心に伝えてくれるので、お店のお酒を全て飲んでみたくなります。逆に選べないかもしれませんよ!

そのほか、本数限定や季節限定のレアな日本酒類もしっかり揃えています。マニアな知識と確かな審美眼で選ばれた他では見られない商品たち、ぜひ漏らさずにチェックしてみてください。県外からも注文が入るそうですよ!

仕入れやレア酒の情報はFacebookで精力的に発信されています。店内のPOPもかなり文字情報多めで密度高いのですが、Facebookも人柄と情熱があふれ出ており、ご近所情報アリ、お得情報アリ、公式でも出ていない新商品のことなど、たくさん発信されています。

2030年で創業100周年となるそうで、大台目指して驀進中の「#土樋の変な酒店」。きっと、あなたの通いたい酒屋になりますよ!



饒舌に商品の説明をしながら、試飲用のコップにお酒を注ぐ店主。「飲み比べて好みのお酒を見つけてほしい」とコップを並べてくれた。

トランプは、東日本大震災で被災した地域の人たちを元気づけようと2011年6月に始めた余興。「1ヶ月だけと思っていたのに、喜んでくれる人が多くて未だにやめられない」と苦笑い。サービス精神旺盛な店主。買い物が終わっても楽しみは続く。




----- 店名:宮内屋酒店 住所:宮城県仙台市若林区土樋23 電話: 022-223-7469 定休日:毎週月曜日 URL:https://miyauchiya.on.omisenomikata.jp/ Facebook:https://www.facebook.com/miyauchiyasaketen 取材日 2019年8月8日(19時~) 取材 阿部哲也、末木 美画子 記事 阿部哲也、末木 美画子


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※この記事は「荒町さんぽ」のフリーペーパー講座で受講生の皆さんが取材・執筆した荒町エリアのお店紹介記事です。


「荒町さんぽ」について詳しく知りたい方は下記Facebookページよりご確認ください。

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