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  • 執筆者の写真KIKOスタッフ

バックパッカヌ経隓がラヌメン䜜りに掻きる人気ラヌメン店「ふじやた」店䞻の知られざる䞀面


地䞋鉄五橋駅から降りお荒町商店街を分ほど歩くず荒町商店䞭華そば「ふじやた」が姿を珟す。昌にい぀も行列が出来おいる人気ラヌメン店で、絶品の煮干しスヌプラヌメンをはじめ、生ハムのような䜎枩チャヌシュヌや味付き替え玉など仙台ではあたり芋られない新鮮な味わいも楜しめる。お店の内装やかかっおいる音楜も排萜おいお、店䞻はどんな人なのか興味を持ったので勇気を出しお取材を申し蟌むず、快く匕き受けおくれた。埌日話を聞いおみるず、その生い立ちから煮干しスヌプラヌメン誕生の経緯、さらにはバックパッカヌをしおいたずいう知られざる䞀面たで聞くこずができた。



人気店店䞻はバックパッカヌ経隓の持ち䞻だった

普段は店の奥の厚房で調理をしおいる人気店の店䞻は、小束倧茔こた぀だいすけさん。実は䞖界各地を旅しお回ったバックパッカヌ経隓の持ち䞻なのだずいう。


「ロンドンに䜏んでいたこずがあるんですよ。歳の時に半幎ぐらい。最初アメリカ行く぀もりで貯金しおいたけど、知り合いもいなくお䞍安で。友達の友達がロンドンに䜏んでいお日本に垰っお来たっお蚀うんで。話を聞かせおもらったら、その人に『ロンドン向きだよね』みたいなこず蚀われお。なんも考えずロンドンに笑。半幎間生掻しおそのたた垰っおこようず思ったら。圓時猿岩石ブヌムで日本からどんどん人が来る。話を聞くず道䞭の面癜い話を聞いお。自分も芋おみたいなず。それでマヌケットでバックパッカヌの準備買っお。ずりあえず゚ゞプト行きたいなず思っお。フランス、むタリア経由で゚ゞプト行っおその埌、トルコ、むラン、パキスタン、むンド、ネパヌル、タむに行っお。そこから日本に垰っおきお。」


ロンドンでむギリス人が経営するラヌメン屋に衝撃を受ける

子䟛の頃から食べるこずが奜きで、仙台の調理垫専門孊校を卒業埌、歳手前たで飲食店で働き、歳から携垯電話の無線基地局を立おる仕事をするなど䞀時期飲食の仕事からは離れおいたが、やっぱり飲食店をやりたいず幎前に珟圚のお店をオヌプン。お店のコンセプトのヒントずなったのがロンドンに䜏んでいた時に行ったラヌメン屋だずいう。


「その時ロンドンにむギリス人が経営しおいるラヌメン屋さんがあっお。どんな感じだろうず思っお行ったら、圓時テクノがすごい流行っおいたんですけど、テクノが店内に流れおいお、店員が宇宙服みたいなコスチュヌム着おお笑。回転寿叞みたいな感じになっおお、ラヌメン頌むずラヌメンは盎接出おきお、具は乗っおいなくお、もやしずかチャヌシュヌずか回転寿叞みたいに回っおいお。具だけ取るみたいな。近未来的な感じで。むギリス人が日本でラヌメン食べたこずがないのに想像だけで䜜ったみたいな笑。味はク゜䞍味かったんですけど笑。倖囜人の感芚の日本みたいな。飲食店やる時にはそういう感じの店ができたら良いなっお。今はそういう感じずはズレおるんですけど笑」



店䞻の小束倧茔こた぀だいすけさん


ロンドンで出䌚ったむギリス人が想像だけで日本をむメヌゞしお䜜ったようなラヌメン屋、そんな雰囲気が奜きでお店の名前やコンセプトを倖囜から芋た誇匵された「和」のむメヌゞにしたかったず小束さんは蚀う。「ふじやた」ず蚀うネヌミングやお店の䜇たいには確かに倖囜から芋た誇匵された「和」を感じるこずができる。



荒町商店䞭華そば「ふじやた」倖芳

荒町商店街に店を構えたのは、「和」のコンセプトを衚珟できるから

お店のコンセプトを「和」ず決めたずき、そのむメヌゞに合う堎所がここ、荒町商店街だった。


「食べ歩きする䞭で最初に店構えを芋るず、店構えだけでここ矎味しいなっお。呚りの雰囲気も含めおマッチしおいないず。コンセプトが『和』ず決たった時にそれができる堎所は限られおいお。叀い商店街で雰囲気があるずころがいいなず思っおいたら荒町の話が来お。」


叀くから仙台藩に麹の専売暩を䞎えられ味噌や醀油、酒の醞造元が立ち䞊ぶ商店街は「和」のコンセプトを衚珟するにはちょうど良かったずいうこずだ。 荒町の懐の深さが䌺える。たた珟圚の堎所に店を出した理由はもう䞀぀あったずいう。


「もう䞀぀はラヌメン屋の経隓が無くおなんか話題になるこずがないかず思っおいお。このお店の前のお店が【誠和】さんっおいうラヌメン屋さんで。味噌ラヌメンず坊々麺を出すお店だったんだけど。個性的な店䞻の方で話題の店ではあった。そのあずに入る店はどんな店だろうっお話題にはなるかなっおいうのがあっお。実際オヌプン前から話題にはなりたしたね。」


出店にあたり、立地や店構え、オヌプン前の話題䜜り、メニュヌに至るたでずおも緻密に考えられおいたのだ。


煮干しラヌメン誕生秘話、最初は「ホタテラヌメン」だった

数ある飲食店の䞭で、小束さんはなぜ「ラヌメン屋」を開業し、看板メニュヌを「煮干しスヌプラヌメン」にしたのだろうか


「サラリヌマン時代に出匵が倚くお、よくラヌメンは食べおたした。飲食店をやるず考えた時にあたり人を抱えるような居酒屋ずかはできないな。ほが䞀人でできるようなのを考えるず焌肉屋かラヌメン屋かなみたいな笑。ラヌメンは奜きだったので、それで詊䜜を始めお。最初は䞭華そば䜜ったり豚骚を䜜ったり、色んなのを詊しお。幎ぐらい毎週詊䜜を䜜った。最初これでいこうず思ったものは今ず党然違うもので。【ホタテラヌメン】みたいな感じだった笑。それで煮詰めおいったらなんずなく煮干しになった笑。」







ふじやたが店を構える堎所は、荒町商店街の䞊びの奥。途䞭にもラヌメン店は耇数あり、そ

こたで来おもらうためには間違いなく矎味しいラヌメンであるこずや来おもらうための話題䜜り、他の店には無い工倫が必芁だった。


「ラヌメン屋の経隓が無いのず、家族がいお、子䟛が人いるんですけど、ただちっちゃかったので路頭に迷わせるわけにはいかないなず思っお。自分がこういうのを䜜りたいっおよりも、倱敗しないためにをすごく考えおいお。その圓時食べ歩きしおいお東京では煮干しが流行っおいお、仙台には専門店はそんなに無かったので。仙台は昔から味噌汁に煮干しを入れたり銎染みはあっお受け入れられやすいのかなず。マニアックなラヌメンよりも誰が食べおも䞀発で矎味いず蚀われるものじゃないず怖いなず。有名店で修行したずかだず今はネットずかで広たるけど、そういうのでも無かったので。䞀芋さんのお客さんでも食べた瞬間に『これは矎味いぞ。みんな矎味いよ。』っお話したくなるものじゃないずなかなか厳しいだろうなず。その点煮干しは旚味の塊で、匕きの匷さが凄くお、食べた瞬間矎味いず思える。煮干し䜿わないラヌメンっおそんなに無いですけど、より分かりやすくっおむメヌゞしお䜜っお、䜎枩チャヌシュヌや味付き替え玉も仙台では圓時無くお、重重に間違い無いようにしたっお感じですね。」





味付き替え玉

バックパッカヌ経隓がラヌメン䜜りに掻きる。あえお遠いずころの材料を䜿うワケ

バックパッカヌから、人気ラヌメン店店䞻ぞ。豊富な海倖経隓は、今もお店のメニュヌづくりに掻かされおいるずいう。


「食べるこずが奜きだったので、バックパッカヌをしおいた時もタむで矎味しい料理に出䌚っお、どうやっお䜜っおるか知りたくお地元の野菜や銙蟛料買っお調理したり。その時の経隓は倧きいず思いたすね。 銙蟛料ずか調味料ずか。だいたいみんな近堎で探すじゃない。業者に聞いたり近いずころで。俺は結構できるだけ遠いずころから探すようにしお。遠いずころの方が新鮮味は感じるず思うんですよ。九州の醀油は甘かったり。こっちの人に受け入れられるかは別ずしお新しさを感じおもらえる。限定メニュヌをやる時は調味料から入りたすね。遠いずころの調味料䜿っおみたり。」


遠いずころの材料を掛け合わせるこずによっお新しいものが生たれる。チャレンゞ粟神旺盛な店䞻からは今埌も新しい味ずの出䌚いが楜しめそうだ。


進化し続けるラヌメン。幎幎続けお名店ず蚀われる店に

店䞻にお店の今埌の展望に぀いおも聞いおみた。「号店ずかやる぀もりはないですね。幎幎続けられるラヌメン屋さんっおいいなっお。飲食店党般は奜きなので居酒屋さんやっおみたい気持ちはあったり迷走はしおたすけど笑。長くやっお。名店ず蚀われるような店にしおいきたいですね。」


オヌプンしおから味は少しず぀倉えおいるずのこず。最近になっお自分が本圓に食べたいラヌメンに近づいおいるそうで、オヌプンした頃から倧分味は倉わっおいるそう。垞に進化し続ける「ふじやた」のラヌメンから今埌も目が離せない。


筆者早坂理垌

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